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「アキシブ」?消費者なめんじゃねぇぞ、ふ*ーーっく!
っと、怒りあらわな書き出しですが、ぼくは別にマーケッティングを批判するつもりはないし、消費者を考慮しない芸術志向主義に賛同するわけでもない。音楽を不特定多数に聴いてもらいたいならば、産業として、売り方をブラッシュアップしていくべきで、魅力的なわかりやすいカテゴリをつくることは有効な方法だろう。ただ、「アキシブ」というカテゴライズによるマーケッティングは危ない気がする。

 まずは、その源流にあたる渋谷系について振り返ってみたい。渋谷系音楽は、東京FM、フジテレビ、などの広告業界を主体とした、偶発的ではあるが、高度なマーケッティングによる音楽である。当時、小沢健二、スチャダラ、安室などはポンキッキーに出演し、楽曲提供を行っており、また、東急による渋谷再開発は渋谷を若者のスポットとして、さらにはCD開発が若年層に自前のステレオをもつことを可能にした。この他にも、東京FMのJ-WAVE開局など、渋谷系音楽が生まれた要因はとても複雑だし、偶発の重なりであり、外部要因が強い。でも、渋谷系の音楽が、ただ単に広告業界による戦略によってうまれたものかといえば、そうではない。そこには、トラットリアやエスカレータなる比較的アングラだったレーベルの躍進があったし、こうした音楽に賛同する海外レーベルとのコンピレーションも多数でている。

 では、そうした渋谷系に対して、アキシブとは何のか、Wikipediaにはこう書かれている。「渋谷系を源流とした音楽性やファッション性を持つ音楽が、アニメソングやアイドル歌謡として積極的に用いられることでアキバ系への浸透がすすむ現象を、J-POPのひとつのジャンルとして再定義した造語である。」その代表として中田ヤスタカやRound Tableの名前がある。このミュージシャンを批判する訳ではないし、この人たちはともておもしろいと音をつくっていると思う。「アキシブ」がこうした音にとどまっているならば、ぼくは全然気にしないし、それはとても楽しいことだと思う。

 しかし、MOSAIC.WAVや中沢 伴行(I've)などの音が、「アキシブ」と呼ばれるようになったとき、ぼくは冒頭のように怒り狂いそうになる。こうした音は、上記のような「アキシブ」とは、一線を画している音であることはまちがいないだろう。渋谷系が、マーケッティングに支えられながらも、独自のジャンルであったのに対して、こうした音は、(ある意味では渋谷系以上に広告業界に依存しているが)完全にアンダーグラウンドな音である。もしこの手の電波ソングが、有名無名のおしゃれ(とみなされる)ミュージシャンによって引用されたときどうなるだろうか。むしろ、Wikipediaにはこう書かれる必要がでてくる。「アキバ系の渋谷系への浸透がすすむ現象」と。

 今では、多くの人が、パーヒュームのCDを買っている、少なくとも彼女たちが有名メディアに露出できるていどには。もし、例えばパーヒュームがこの手の音を引用しだしたときに、それはあたかも渋谷系がネオアコやドリームポップを引用したように、消費者は、Stereo labやDimitri from parisを探したように、MOSAIC.WAVや中沢 伴行(I've)を探して買うだろうか。

 ぼくは、かれらはこうした音をほりかえさないと思う。現在のプレス状況では、MOSAIC.WAVや中沢 伴行(I've)の音源は、アダルトゲームやアニメのサントラでないと入手しづらいからだ。そうした場合、アングラな秋葉系の音楽は、渋谷系に販売のイニシアティブをとられるだけになるだろう。言い方を変えれば、「アキシブ」は、アーティスト名とジャケットをおしゃれにして帯に「アキシブ」をかかげて、売れる棚に移行するだけ、という危険性を抱えているのである。

 つい、長文になってしまったが、そういう自体になってしまえば、ぼくはこう言うしかないだろう。「知ったこっちゃねぇや」と。





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