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EP C/BEP C/B
(2006/02/06)
Battles


 

 Mathematical Rock

 なんだかこう書くと、特殊な鉱物のようにひびくが、ロックミュージックのジャンル。意味としては、変拍子のリズムを多用したロック。
 はじめて目にしたとき、「数学」と「ロック」という言語の組み合わせの悪さに、違和感があったが、聴けばなるほどの類いのものである。60'に、プログレの左翼が、インテリ的な振る舞いをした過去があるように、知的なものとロックとの相性はよい(もちろん、落とし穴もある)。

 どうやら、このジャンルでは、リスナーの解釈、というか楽しみ方が二通りあるらしい。一つはBattlesChevreuilDon Caballeroに代表される、あらゆる楽器のリズムを分解して、再構築している音。これは、Corneliusの音を地で演奏でやっている感じ。リズムは解体されているが、音色やコードは、Post Rockと似ている。
 もう一つの聞き方は、ヘヴィメタルのような高速のリズムに、変拍子はそれほど多用しないが、1音、わざと音程をずらしたり、少しリズムを変えたりして、変化をもたせたもの。同じフレーズの微妙な時間差をつけた録音によって、不協和音をつけたりと(King Crimsonのディシプリン)、手法的に既存のもの。代表的なバンドは、Tera Melos...。

 どちらも、しだいに高揚感が高まっていくタイプの、センスのいい気持ちのいい音楽である。が、どうしても、リズムとして一番自由なギターがかってしまうジャンルなので、ギターのエフェクター選択一つで、つまらないメタルとなってしまう危険が高い(実際そういうトラックがかなりある)。
 auto automaticの『auto automatic』を聴いたとき、アルペジオと、ドラム、ベースのリズムの精緻なかけあいによる楽曲構成のすばらしさに、ほれぼれしたが、アルバム最後のトラック(samurai showdown at the university of tampa)で、ギターが音量を上げて、歪ませたときに、このジャンルの不確実性が、まさにリーマンブラザーズのごとく、わかった。


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