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ラストエグザイル No.13ラストエグザイル No.13
(2004/07/21)
浅野まゆみ斎藤千和

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 Gonzo25周年記念で作られたアニメ。ヴィーナスペーターこと、沖野俊太郎が手がけたOP曲「Cloud Age Symphony」がOPとマッチしていてカッコいい。アキシブなんてカテゴリーで、マーケッティングがなされているけど、最近ではアニメの楽曲に、高水準のポップミュージックが起用されることが珍しくない。(攻殻のゲームのSTでがっつりハードテクノコンピがでているなど、必ずしも引用が渋谷系に限られている訳ではないのだけれども。とりあえずマーケッティングとして動き出したのがこの「アキシブ」、という解釈が正しい)

 アニメの音楽ってのは制約が少なく、菅野よう子の形容詞「黄金の小手先」(つまりは引用のオンパレード)みたいなところがあって、それはトラットリアでも同じであったはずだし、この二つの親和性は高い。まぁ、パクリってのは秋葉系や渋谷系にかぎらず、日本のオハコではあるのですが。

 Last Exileは二次元、三次元(ポリゴン)でCG技術をふんだんに使って、Gonzoの得得意分野であるメカニックを、記念碑的に好き勝手に、でも破綻することなく、書いたぜ、というアニメ。マニアな人にはたまらない描写、世界観はもろRPG的、ストリーは王道一本で構成されており、みごとに日本コンテンツが凝縮されている。都市デザインはもちろん、アニメからみる中性的な中世ヨーロッパ。脚本や演出も悪くなく、もちろん音楽も悪くない。ここには、ガンダム的なプロパガンダやそれに付随する政治的な語り口もなければ、攻殻的な社会科学的な切り口もない、または最近のジブリ的な神経症的な要素もない。完全にコンテンツを素地にした、エンターテイメント一色のアニメである。
 
 2クールのうち、前半1クールでは、Gonzoというアニメ制作会社のすごさを知ることができ、後半1クールでは、GonzoがやはりGonzoであることを改めて思い知る。
 ネット上では、「良いGonzo」「悪いGonzo」という表現をみる。まるで半陰陽みたいだけれども、わりと適切な表現ではある。一定の水準で作品を完結させれないところが、Gonzoが一流とみなされないことの(少なくともぼくにとっては)、一番の原因であり、Last Exileでは、それが脚本、ストーリ構成にでてしまった。18話~25話にかけて、物語は遅々として進まず、アクビをかみ殺しながら、高水準の作画をみることになる。「天使の卵」ならば、表現技法にその重きがおかれているのだけれども、エンターテイメントとして書かれたものは、いくら作画がすばらしくても、退屈さは致命傷。結局は、このアニメの感想は、と問われれば”つまならない”になってしまう。
 映像技法に関しては、新しいところが多いのだろうけれど、そこはやはりアニメであって、開発費予算的に優れていて、一瞬のアニメーションに特化したゲームのほうが水準が高い。つまりは、ファイナルファンジーをみてからじゃ、驚けないよと。
 
 アニメ制作といっても、やはり優秀なマネージメントは必要なんだなと知ることができる一本。









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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック


















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