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(2008/08/27)
livetune feat.初音ミク

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 理想的なアイドル(偶像)は、視聴者がうっとりする顔をもって、視聴者が喜ぶ話し方をして、視聴者の望むべき姿で、視聴者をとりこにする。アイドルは、そうした理想像を目指して、マーケッティングとしてつくられる創造物(想像物)である。こうした市場的な操作性を欠いた人物は、アイドルでなく、カリスマと呼ばれ、見たくない世界が見えないネットではカリスマは表れないが、逆に見たい世界が見えやすいネットでは、アイドルは生まれやすい。

 昔のアイドルについて、ぼくが知っていることはほとんどない。現在のアイドルについても、まぁ知っていることなんてないのだが(何しろうちにはテレビがない)、初音ミクは、ある意味、アイドルの完成形なのではないかと思う。Vocaloidで曲をつくって、初音ミクにのめり込んでいる限り、彼女は、この作曲者の想いのままで、作曲者を絶対に裏切らない。彼女は、煙草を吸って補導されたり、ファンのストーキングに悩んでベランダから飛び降りてみたり、あるいは彼女が他の男性と性交することなんて、絶対にない。液晶の前に座っていれば、見たい姿をみせてくれ、液晶の外で、彼女についての外部情報を聞くことはまずない。もし、視聴者たちが初音ミクというアイドル像に共有した情報をもてなくなり、流行から取り残されても、各視聴者にとって固有の初音ミクはきっと残るだろう。

 と、いかにも、オタク批評の的になりそうな初音ミクだけれども、初音ミクをヴァーチャルアイドルとして、批評的にみるよりも、秋葉系の音楽としてみたほうが、ずっとおもしろい。

 ぼくにとっての、秋葉系音楽の原体験は、Domitri From Pariの「ネコミミモード」で、当時はこうした、渋谷系が秋葉系をサンプリングするといったおもしろさは、シーンとしては、全くなかった。今では、Beckがゲームボーイを改造した音で、リミックスをしてみたりと、海外アーティストが、こぞってチップチューンミュージックを的にしている。もちろん、日本でも、ジャケットも音も16bitのYMCKにはじまって、パフュームや鈴木亜美などを擁する中田ヤスタカが、売れている。
 
 オルタナ世代にとっては、アンダーグラウンドの球根が、その方針を残したまま大きくなったもののリアルタイムは珍しく、すごく新鮮な気分で音楽をきける。パラパラやディスコ音楽みたいな、トランスミュージックを改編して楽しむって、ことは日本でもあったけれど、チップチューンにかけては、やはり日本がイニシアティブをもっていて、ゲームミュージックや電波ソング(広くはノイズ系も)は、ほってみると、けっこう楽しめる。熱狂の分だけ、冷めるのも早そうだけれども、とにもかくにも、音楽が共有できるって、本当に楽しいことなんだなと、フラワームーブメントやマッドチェスターをうらやましがったりする。








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