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深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
(1994/03)
沢木 耕太郎

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 「東京をのぞこう」とは、乗り合い観光バス会社、はとバスのキャッチコピー。『深夜特急』とは、乗り合いのバスをメインに、デリーからロンドンまでいくという世界スケールの紀行文。新しめの紀行文は、「電波少年」など、企画としてのバックパックに、いやがおうにも毒されているところがあって、こうした70'の紀行文の文体はけっこう貴重に感じていたりする。
 旅行・紀行文っていうのは、ある意味文壇なんかよりも、もっと排他的な世界で、その本を読んだことがない人に対して何もいえないんだけれど、とりあえずこれは作者本人が、1970年代にしたバックパッカーのノンフィクション構成(脚色的にはフィクション)。

 昨今の、若者のバックパッカーの主流と言えば、円高がみせてくれる魔法、外こもり。ぼくも、外こもりに挑戦したことがあるが、最初の目的地がマカオ・香港。不動産バブルの真っただ中で、あえなく失敗。燃油チャージ、タイでのクーデター、中国・ミャンマー民族紛争、テロリズムなど、世界不振のなか、海外旅行需要も激減で、バックパッカーも需要減。手頃で、なおかつ新鮮な刺激がえられるとは、本の売り言葉。
 
 社会日常をなげだして、思うがまま自由に行動するっていう点では、いまのひきこもりと同じ。
あれっ、全然ちがうか。

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