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リバーズ・エッジ 愛蔵版リバーズ・エッジ 愛蔵版
(2008/10/09)
岡崎京子

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 岡崎京子のリバーズエッジ。技術的には、もう決まり過ぎている。一ページ丸ごと使って、右から左にシークエンス流して、それにあわせて心情セリフを配置。マンションや工場の描写を、直線だけで構成書いて、黒でベタ塗り。

 テーマからは世紀末の雰囲気が感じられなくもない。今となっては遠い世界に感じる。それは年のせい?時代の変化?今の高校生もこんな問題に頭抱えているんだろうか?それとも、ちがう問題に悩んでいるのだろうか?
 いや、違うな。これは、外からみるため、外からしか見えないギミックなんだ。あくまで近くで起こっていて、でも実感がない。そのギミックだ。

 先輩に読ませたら、「えんこうとか、どらっぐとか通過してないわ」、「これって、主人公が巻き込まれる話を描きたかったんじゃない」って。確かに、えんこう、どらっぐ、死体、からは主人公が一番遠い位置にいる。でも、一番ストーリに巻き込まれているは主人公なんだ。映画をみるように、外からみる感覚、映画の中にはいれない感じ。みられるための瞳、みえない瞳。透明で平坦な感じ。
 でも、岡崎京子はたんたんと描く。たんたんとした戦場をたんたんと描く。ストリーに無駄な起伏をつくらない。得られない欲望に、いらいらしない。何を糧として、こんな世界を描くんだろう。

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ロック・フェスティバル (新潮新書)ロック・フェスティバル (新潮新書)
(2007/07)
西田 浩

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 もう、どの音楽きけばいいかわからない、ってのはよく聞くクリシェ。今になってはじまったわけではないけれど、ほんっとレーベルとか、音楽雑誌とか、ネットとかに情報が多くて、もう何がなんやらだ。イギリスのBBCのロック評論家たちがあくせくしてるのが目に浮かぶ。それでも毎年のごとくロックフェスでの「トリ」が決まり、それが市場でのメインストーリームの象徴だったりする。

 日本のロックフェスなんてミーハー、って先入観があったんだけど、お誘いの声がかかって初めてのサマーソニック鑑賞です。で、こんな本をとってみては、実は日本のロックフェスって歴史が浅いことに驚いてる。ふむふむ、フジロックは97年、サマーソニック00年からのはじまり。でも、やっぱりというか、日本のフェスは最初から規模も、アクターもでかかったようだから、ミーハー根性ってのはあながち外れた感覚ではないようね。一方で海外だとまちおこしみたいに、地元のプロモーターがほそぼそやっていたのが、話題になってビッグビジネスみたいなところもあるようね。ロックフェスを日本に定着させたり、それぞれのフェスで差別化を図ったりしている話を読むと、音楽ビジネス本としては、それなりに楽しめる。

 この本を読んで、スマーソニックのラインナップを見比べると、へぇーってなる。やっぱサマーソニックは都会型のフェスだけあって、ミーハー色が強い。今年は3日にしたせいか、若干集客力が悪そうなメンツもちらほらしているけれど。そんな中に、ちょっとはずしたものが面白い。Tom Tom Club,Specialsなどを若手の中に織り込んでたりしているところも、この本を読めばわかる。

 今のロックのプロモートからすると、2日目が盛り上がりどころかな。Klaxons,Css,the ting tings,the horrorsの流れは、Snoozer読者の若年層にはたまらんでしょう。ぼくはAphex twin,2many dj'sと堅実な1日目をまわりますが、ちょっとSonicStageのメンツ弱いかな。ぼくがPost Rock色で埋めるならば、今はRovo、Benevento Russo,Mercury Programが聞きたいところ。
 しかしまぁ、こりゃロックフェス聞きにいくよりも、ロックフェス開催するほうが断然おもしろそうだな。

 


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