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 アニメの話をするのは退屈だけれど、アニメをみるのはそこそこ楽しい。アニメの趣味性は心を揺さぶるけれど、それを誰かと共有するとしらけてしまう。でも、趣味性だけで終わらせちゃいけないんだとも思う。だけれど、他の価値をみつけだそうとするとなんか嘘っぽくて、しまいにはポストモダン的な隘路がみえてしまう。そして妥当な線が、産業的価値だったりする。例えばメディアミックスの話とかね。
 「亡念のザムド」が終わってみると、「エウレカ」と比べられていて、さてどっちもたいしたものだったけれど、エウレカが好きーとか言ってるバカがいて、そもそも何でエウレカがダメだったかまとめてみたくなったのよ。んで、「それは趣味性の意見のちがいだ」とか言われたくないし、メディアミックスの失敗としてダメだったと、駄文を書いておこうかなと。
 エウレカは、趣味性の話じゃなくて、企画の時点でダメなのよ。サブカルチャー横断っていう企画は何一つ成功していない。
 まず、時間帯の失敗があるよね。明らかに青年むけのガジェットを使っているのに、日曜の朝7時にすることの意図が読めない。クラブ徹夜あけで、へたれきった状態でみろといってんのかね。音楽監督も行き届いていないよね。OP曲、ED曲の低レベルさを見る限り、スタッフに音楽好きがいないことがよくわかる。だいたいさ、ソニーが出資している時点で、音楽をガジェットにできないことぐらい予測つくよね、監督さん。もちろんタイトルも言葉遊びで終わっている。あとSFのガジェット散りばめているよ、とかいいつつ、脚本にそれらしいものはみあたらない。何?もしかしてメカニック?エセ物理学のこと?んなわけないよね。
 つまりさ、こいつら、自分たちが、何やりたいか、わかってなかったんだよ。
 
追記:ちょっとイライラしながら書いた。我ながら呆れる駄文だから、あとあときちんと整理したい。
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『アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本』
というブログエントリーに触発されて、ぼくも選んでみた。なので、まずは上の記事を読んでほしいんだけれど、上の記事は選定の基準もわかりやすくて、とてもおもしろいです。

必然的にかぶっちゃう作品が出てきたのですが、まぁここでは、『萌え』とか『美少女』や『メカニック』とかオタク周辺につきまとう語彙から離れたアニメを基準としています。そのため、オタク的要素が濃いものもあるけれど、そのぶん、一般的なオタクくささをださずに、アニメ監督の価値観や表現技法を『すりこませる』のにはいいのかなと思っている。


1.サムライチャンプルー (監督:渡辺信一郎)

女の子はやっぱり、Jポップを聞いている娘が多いはずで、エンディングの『四季ノ唄』をMINMIが歌っているってだけでも、見やすいと思う。カウボーイビバップの音楽は、サンライズのメディア展開のねちっこい部分があって多少ださくて、それが菅野ようこの良いところではあるんだけれど、女の子に聞かせるならサムライチャンプルーのほうがいいと思う。ストーリーもすごく無難だし、奇抜なアニメーションの動きをみているだけで楽しめるっていう点でいいかなと思う。

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2.カイバ (監督:湯浅政明)
 やわらかくサイケなSF、かなり奇抜なアニメで、彼女にみせるうんぬん以前に、アニメ友達のなかでも意見がわかれると思う。でも、このアニメって子供にみせたくなるようなある種の倫理観をもっているし、テーマもシンプルで直球なところがある。だから一概に否定しづらいアニメだし、多少なりとも考えることができるオンニャの子ならばアニメだからできることがあるんだなって、気づいてくれるんじゃないかな?

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3.秒速5センチメートル (監督:新海誠)
 山崎まさよしとかリンドバーグの楽曲が使われているから、重くはないんだけれど、完全にオタク世界系の物語。これをみると『耳をすませば』ってホントにすごいんだなぁって改めて気づく。でも村上春樹が好きなハルキニストの女の子って多いし、そういう娘はこういう恋愛の気持ち悪さに無自覚だから、ならばこれも受け入れるのじゃないかな?

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4.True Tears (監督:西村純二)

 これはないだろって、わかっていつつも、女の子の反応を見てみたい作品。エロゲーからのアニメ移植なんで、キャラデザインとか、受け入れられないところも多いだろうけれど、ストーリ展開が気持ちいいし、色彩演出もきれい。その女の子(彼女)が、オタク要素が強いけれど、コンテンツとしての完成度がアニメを受けれ入れられるかどうか、ってのボーダーにはいいじゃないかな。
 これは派生的に、どうして海外で日本映画の受けがよくないのに、アニメの受けがいいのかって問題になると思うし、そういうのを考えないと、やっぱりアニメの面白さってわからないからね。

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5.東京ゴッドファーザーズ (監督:今敏)

 上のリストと被っているのだけれども、これは問題ないでしょ。家族とも見えるし、誰もが楽しめるような、(その分、今敏の作品のなかでは退屈ではあるけれど)ぶっちゃけ、実写でいいんじゃない、っていうもの。

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6.時をかける少女 (監督:細井守)

 インテリな彼女に、筒井康隆の名前をふせたままで、見せたいアニメ。
 「純粋におもしろい」って返事がきたら、アニメでのコミュニケーションは諦めましょう。「う~ん、なんか気持ち悪いね」って返事が来たら、すかさず『シナリオ・時をかける少女』を用意しましょう。これでOKです。

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7.魔女の宅急便 (監督:宮崎駿)

 おすすめされなくても、見ている女の子は多いと思う。でも、これを折に、ジブリブランド、松任谷由実の「やさしさにつつまれたなら」が注目を浴びたのに、んじゃ、スタジオ4℃やAKIRAが注目されたかってと言えば、そんなことはない。ジブリの中でも、アニメ業界に外部貢献した作品。もう一歩ふみこまないと、アニメをおすすめなんてできないって意味では見直してほしいなぁと思う。

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8.千年女優 (監督:今敏)
 今敏の作品が二本はいってしまったけれど、こっちは難しいな。ちよこの最後の台詞で「あなたを好きなわたしが好き」っていう、オタク的な自己満足があるんだけれど、とりあえずそういうのを抜きにして、今敏のアニメのつくりかたを単純に楽しめるかってのを見てみたい。

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9.ミチコとハッチン (監督:山本沙代)
 スタジオ4℃は難しいとしても、マングローブならばいけるんじゃないって思ってしまって、つい二本入れてしまった。
 大後寿々花が声優していたり、SOIL&"PIMP"SESSIONSがOPだったりと、「いいものはいいじゃん」っていうマングローブのスタンスは、アニメの入り口としてはやわらかいくていいと思う。
 まぁ最終的には、渡辺信一郎が気になって、スタジオ4℃も気になってくれるとかいう期待が若干はある。

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10.立喰師列伝 (監督:押井守)
 富野や庵野がこのリストに入らないのは当然として、じゃあ押井はどうなのって考えたときにでてきたのがこれ。スカイクロラが面白かったならば、ちがったリストになったかもしれない。アニメやドラマとかいう媒体の種類以前に、趣味をつかったコミュニケーションをとるならば、多少なりとも頭をつかってもらわないと無理なわけで、だからといってイノセンスを読み解けとかは無理難題。立喰師列伝を見て、「なんじゃいこの映画は」っていう疑問ぐらいはもってもらわないとアニメなんかみせられないよ。

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  冬だ。風当たりが冷たいよ。ここ最近までは、日本もちょっとした好景気で、一時期はテレビ業界もバブルものを使ってたりしたけれど、そんなネタももう使えなくなって残念がってるんじゃないかな。赤字のテレビ局もでてきているって話だよ。でも、バブルネタを放送しつつテレビ局倒産ってのも、なかなか面白いネタになりそうじゃないかな。
 いや、悪ふざけがすぎたよ。まったく、どうかしてるな。

 突然だけれど、こんな雰囲気だと、ぼくは庵野監督に何かつくってほしいと思うんだ。とびっきり、時事的で、自己批判的なやつをね。といっても世紀末ネタでは、エヴァはまだしもフリグリはいただけなかったから、実写がいいな。それも、とびっきりエロいやつが。

 とにかく、気分がすぐれないんだ。若年層むけのエンターテイメントなんて、お呼びじゃないんだ。出版倫理に触れるような、つまらないやつもごめんだよ。ラブアンドポップみたいな、最高のアダルトビデオがいいよ。

 ラブアンドポップはいつみても、救いようのない気分でいっぱいになるよ。エヴァンゲリオンはエンターテイメントの要素が強かったから、二次作品パロディがでてきたよね。そんなのも打ちのめす勢いだったよ、あれは。
 エヴァは、きっとラストで観客を中途半端に刺激したのが悪かったんだよ。やるなら、報復できないように徹底的にさ。だからさ、今回のエヴァのラストは、そうしてくれよ。頼むからさ。


 
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 スタジオ4℃のアニメって、大塚英志が目指すアニメとは対局する位置にあるんじゃないかなぁ。なんてぼやくのは「ゲーム的リアリズムの誕生」を読んだからかな。

 でもさ、鉄コン筋クリートの広告費用がでかかったわりに、クレヨンしんちゃんのほうが面白いってのはさぁ、精鋭クリエイティブ集団と呼ばれている身分にとっては情けないとまではいかなくても、わりと寂しい気分になってくるよね。もちろん、ぼくもそんな気分になるさ。

 さらに、松本大洋を海外の監督がしているからぁってのもあるんだろうけれど、あれが日本アカデミー賞をとって、米国アカデミー賞長編アニメーション部門の選考対象にも選ばれるってのも、まったく胡散臭い話だよね、ほんと。

 でも、それがマインドゲームってなると話はガラリと変わってくるよ。湯浅監督のサイケデリックな表現にはスタジオ4℃がうってつけ。だってあれはさ、大人になれない成人むけのクレヨンしんちゃん、って解釈でいけると思うんだ。すごかったよ、信じられなかったね、いろんなことがさ。
 なんて言えばいいのかな。アニメで下ネタを描くとわりとカッコイイんだなって、本気で思っちゃったよ。くじらの腹の中で、原色の絵具をまき散らしながら、サイケな音楽にあわせて、半裸で踊り狂うってアニメはなかなかないよ。もし、嘘だと思うんだったら調べてみなよ。もちろん、確証はもてないけれどね。

 といっても、ケモノヅメはスタジオ4℃が手掛けたら、それはそれでもったいないことになってたと思うんだよ。あれもさ、十分下品だったけれど、おバカ作品じゃないからね。最近のマッドハウスがいくらテレビアニメで怠けてたといってもさ、今敏や湯浅がつくるっていえば、そこはきちんと仕事をするからね。まったく、げんきんなもんだよマッドハウスも。ちょっとはプロダクションIGをみならってほしんもんだよ。

 とにかくさ、メモリーズもアニマトもすごかったけれど、スタジオ4℃にはもう少し頑張ってほしいと思うんだ。期待しているから言うことなんだ。ホントだよ。っていうと、おっさんみたいに聞こえちゃうんだけどね。まだGenius Partyをみてないから、これをみてからだね。
 
長くなってしまったけれど、幸運を祈るよ。

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 スカイクロラの広告をこちらにまわせよと、無粋なことを思わずにはいられない秀逸な作品である。まぁ、スカイクロラはスクリーンで見てのこそのものではあるんだけれども...

 『立喰師列伝』はありそうでなかった、「戦後の偽史」アニメである。デジタルカメラの実写映像を、3DCG加工した、いかにもな表現技法は副次的な表現にすぎない、って言い切ってもいいほど脚本構成が第一。

 押井氏は、「今まで自分が仕事を通じて関わってきた人々を、この映画で記録として残したい。それに、知っている人間じゃないと、CGでいじくるときにつまらない」と、うそぶいているけれど、押井氏がこれまでの作品で名作小説の引用をしてきたように、ここでは'70s~'80sの日本の小説構造に焦点をあてたようだ。

 それは、政治語りが希薄化したこの時期に、文壇で流行ったやりくちである。消費社会として虚構をあそびつつも、政治的脚色をほどこすもので、村上龍の『コインロッカーベイビーズ』などがその代表作。作家個人としては、村上春樹がもっとも確信犯的に用いた手法で、ねずみ三部作などに顕著に現れている。『立喰師列伝』でも、村上春樹の『パン屋襲撃』をパロって、テロリズムに結びつけているなど、おもわずニヤニヤしてしまう。

 立ち食いという、無意味で消費多寡な行為を、国会議事堂の前で行わせたり、ファーストフードを従来の食生活に対するテロとしたり、就職氷河期の若者にフランクフルトの夢をみさせたりと、「偽史」的なつくりこみがおもしろい。偽史アニメの代表作といえば、もちろんガンダムなのだけれども、ガンダムは「ありえない第二次世界大戦後」をSFという形で再構築している点で、全然ベクトルが違う。また、ガンダムの歴史は、連作によってデータベース量を増やすっていう手法でつくられていて、このアニメ的な切り口のあまさと比べると、『立喰師列伝』はとてもスマート。

 『立喰師列伝』は日本の戦後からの現在までを偽史として再構築した点で、映像表現として新しく、ストーリングテリングとしては古い。しかし、これを簡単に映像表現におとりこめるかってなれば、こんなことができるのは、日本では押井氏ぐらいだろう。50年というスパンを、パロディとして再構築して、90分に納めるという、信じられないような荒技をクールにやってのけている。

 最近は、ジャパニメーションに、無駄に経産省がガッツいてうごいていたりするのだけれど、実は、低予算の完全な国内むけアニメが一番のダークホースだったってこと。

テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック


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